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バックヤード

アニメ「おそ松さん」を血を流しつつ視聴する

「おそ松さん」2話がしんどい、そしてありがとう、という話

はてなのブログの方を使うのは初めてなのだけれど、とにかく言語化してしまいたいので書きます。

 

「おそ松さん」見ました。大変に今更。

いやー正直、こんなにもド直球フルスイングで心えぐられるアニメだと思ってなかった。舐めてた。どうもすみません。ありがとうございます。

言いたいことは山ほどあるのだけれど、アニメの中で一番私がダメージを受けて、その割に言及されてるのをあんまり見ない2話Bパートについて書きます。

考察では決してなくて、2話Bパートのあるシーンを私がどのように受け取ったか、というだけの話です。

 

それはBパートも後半、おそ松がチビ太のおでん屋で今日の兄弟達について愚痴るシーンです。

 

今日の顛末を聞いたチビ太は怒り、それは全部おそ松が悪いとおそ松に言います。そして、兄弟は大事にしろと諭し、こう言います。自分はお前たち六つ子が羨ましかった。喧嘩ができるだけ良い。自分には喧嘩をする兄弟さえいなかったと。だから兄弟を大事にしろと。お前は長男だろ。しみじみとした良いシーンです。

 

それにおそ松はどう返したか。

 

「で?」

 

ここです。ここですよ奥さん。

「関係なくない?お前が兄弟欲しかったことと、俺があいつらにムカついてることと、今関係なくない?何感動させようとしてんの?無理なんだけど!!」

 

本当にそうです。
チビ太が苦しかったことと、おそ松が今苦しいことは、関係ないんです。おそ松の境遇はおそ松にしかわからないし、チビ太の境遇はチビ太にしかわからない。おそ松が欲しいのは、自分の辛さをそのまま放置した状態での、いやでもそれって恵まれた悩みじゃない?と言う言葉では断じてない。

もちろんチビ太の、今日のことはおそ松が悪いという指摘は正しいです。そこからのこの話の流れも、間違っていません。セオリーとも言えます。いい話です。
でも、おそ松に反論されたら、彼は黙るしかありません。

 

私がこの場面にメッタ刺しにされたのは、長男がどうの、六つ子だとどうのという内容の方ではありません。
自分に差し出された励ましに対して、

「私の苦しさと、あなたの苦しさは、関係ない」

と言い切る行為の方です。

 

本当は、私だって叫びたい。

「私は私の話を聞いて欲しいんだよ!なんでそこで君の話になるの??それは贅沢な悩みだよってそんなの知るか!!たとえ贅沢な悩みだったとしても、私がしんどくてつらいのは変わらないんだよ!!何感動させようとしてるの??少なくとも今はその時じゃないんだけど??今は私を見てくれよ!!!しんどい!!!!!」

 

でも、言えません。だってそれはセオリーじゃないし。ニコ動のコメントでも「そういうふうだからクズなんだよ」って書かれるし。相手には全然悪気はないし。(少なくとも表面上は)励まされて元気が出たということにしておいたほうが生産的でもあります。

 

そこにをおそ松は言います。「で?」と。

おそ松というキャラクターだからできたことです。

 

でも私、自分が本当は「知るかよ!!」って言いたいと思ってることに気づいてなかったんですよ。

それが、このシーン見てたら、ぼろっぼろ泣けてきて、あ、これはやばいぞ、と。
包帯を十四松ばりのの躊躇のなさで引っペがされて、「あ!傷だ!ここに傷があるよ!!」と言われてる気分です。めっちゃ痛い。

でもそれは決して嫌な経験ではありませんでした。もうこんなの見たくない!とはならない。むしろ何回再生したことか。その度に痛いよーって言ってる。でも、おそ松さん大好きなんです。

4話の面接も、5話の事変もエスパーも、めっちゃ痛い。つらい。心の底から笑いながら「笑えねー」って泣いてる。そんな感じ。でも見ちゃうんです。楽しい。面白い。つらい。

 

あーーーーなんかこうやって書いてるのも正直しんどい。だけどなんとなく自分にはこういうことが必要なんだろうなって、このアニメ見て思ったのでこれを書いてます。

ありがとうおそ松さん。これからも見ます。

 

追記

あっこのアニメしんどいなぁって言いながら見てもいいんだ!って思えたのはこのエントリのおかげです。ありがとうございました。

 

bkyd.kill.jp